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絶望の特許出願

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あなたは画期的な新技術の開発に成功しました。これを製品化すれば大ヒットすることは間違いありません。他社に模倣させないためにも、まず特許出願しておく必要があります。しかしながら、あなたは、これまで一度も特許出願を行ったことがありません。
・Aさんは、電話帳で弁理士を探して、特許出願を依頼しました。
・Bさんは、弁理士費用があまりに高いので、自分で特許出願することにしました。Bさんは本を買ってきて猛勉強しました。その甲斐あって、Bさんの出願も問題なく特許庁に受け付けられました。

さて、AさんとBさんのどちらが正しかったのでしょうか?



弁理士は、特許出願の書面を作成して特許庁へ提出します。だから、Bさんは、書面の作成方法と提出方法がわかれば、自分でも特許出願できると考えたのです。
しかしながら、結論から言えば、Bさんの特許出願が他社の模倣防止に役立つことは99.9%ありません。大袈裟にいっているのではありません。とても大切なことなのでもう一度言います。
Bさんの出願は99.9%役に立ちません。

Aさんの特許出願がどうなるのかは、発明内容と弁理士の実力によります。弁理士の選択については、このブログに後日掲載する予定ですが、発明内容がよければ、役に立つ特許権の取得が十分に期待できます。

Bさんも運がよければ特許を取得できるかもしれません。その場合であっても、他社牽制に役立つような権利内容になっているという可能性はほとんどありません。結局、Bさんの出願が他社の模倣防止に役立つ確率は0.1%未満という、それはもう絶望的な確率です。

Bさんの間違いはどこに原因があったのでしょうか?
それは弁理士が、単なる代書屋だと思っていたことにあります。
日本語なのだから書式さえわかれば自分にも書ける。
技術内容は自分が一番よく知っているのだから、自分でも書ける。
つい、そう思いがちです。
ところが、事実は全く異なります。

ある日、あなたは、他人から裁判所に訴えられたとします。あなたは自分で答弁書を作成して、一人で裁判を戦いますか?もちろん法律的には可能ですが、弁護士を雇わない本人訴訟で勝てると思いますか?

特許出願を自分で行うのも、これと良く似ていますが、ある意味では、本人訴訟よりも更に過酷です。
特許出願も法律的には自分できることになっています。しかしながら、この出願書面を巡って審査官と戦って勝たなければ特許を受けることはできません。また、特許を受けたとしても、その権利内容が、裁判所で戦って勝てる内容になっていなければ、結局、役には立ちません。
さらに、特許法は先願主義(先に出したもの勝ち)ですから、出願後に出願書類の記載を追加することはできないのです。出願時点で勝負は決まってしまうのです。
そういう書類を慣れない素人が書いて勝てると思いますか?
私には正気の沙汰とは思えません。

一人で明細書がかけるようになるには、国家試験に合格して法律の知識が十分にある弁理士でも、少なくとも3年はかかります。毎日書面を作成しても3年はかかるというスキルが必要なのです。
本の2、3冊を読んだくらいで、十分な書面を作成できると思うのは大きな勘違いです。自分で出願手続を行ってしまうと、折角苦労して開発した技術について、特許を受けることができなくなり、取り返しがつかない事態になります。

私が弁理士だから言っているのではありません。
私でなくてもかまいません。特許出願は必ず弁理士に依頼して下さい。

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この記事へのコメント

ちばこちばお : 2006/02/12 (日) 01:04:18

Aさんが、100%正しいです!なぜなら、自分でなんの知識もない人が出願しても、ちゃんとした特許権を、とるのは、不可能だからでーす\(^。^)

管理人 : 2006/02/12 (日) 16:33:58

ちばこちばおさんのように、しっかりとした見識をお持ちの方ばかりだとよいのですが…
「自分でもできる」と勧めるHPや書籍などがあるようです。私は相当無責任な話だなと思います。

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